やせうま

協力:甘味茶屋

小麦粉で作ったひらたい麺状のものにきなこと砂糖をまぶして食べる大分の郷土料理。だんご汁と同じ麺である。包丁は使わずに手でちぎっていく。あたたかいまま、あるいは冷やして食べる。甘いお菓子という感覚で家庭でよく食される。

やせうま1

やせうま2

「やせうま」というユニークな名称には様々な説がある。馬の餌である小麦を使ってしまったために馬がやせたから。元々は米粉で馬の形に作っていたが、小麦で作ったところ平麺状に細長くなってしまったため、など。一番有力な説で、伝承としても残っているのは、平安時代貴族が乳母の八瀬に作られたものがおいしかったため「八瀬、うま」と乳母の八瀬にねだったためというものである。

甘味茶屋外観

大分県ならどこにでもあるやせうまだが、ここ甘味茶屋のやせうめもまた絶品である。お店の佇まい、雰囲気、ゆっくりとした落ち着いた店内、丁寧な店員さんと常にお客さんでいっぱいなのも頷ける。しっとりもっちり太目の麺は食べ応えも十分、お好みで添えられている砂糖の量を調整しながら一緒に食べる。定番だからこそ間違いなくおいしいところで食べておきたい。

奥に駐車場があり、店内もゆっくりと寛げる空間を提供している。
SHOP DATA: 甘味茶屋
〒874-0835 大分県別府市実相寺1組-4
0977-67-6024 営業時間10:00~21:00(L.O.20:30)日曜営業 不定休 予約もできます。
http://amami.chagasi.com/